水道検針日記(199Y年2月3日)~社宅管理人

もう2月か。早いなあ。毎月、月末の休みは夜型の生活になっていて、寝るのが朝の4時頃になるので、月初めはいつも寝不足だ。昨日は約4時間しか寝れなかった。それに、休み明けの前はいつも、明日から仕事だと思うと憂鬱になる。

でも初日は再調査がないのでそれが救い。今日の現場は、H町とK町、合計350件。ここの冊は、オートロックの社宅とマンションがある。社宅の方は独身の男性寮みたいなものらしい。

3,4才の子供を抱えた30過ぎくらいのかなり太目の女性が昼間、ここの管理をしている。これだと日常生活もいろいろ不便なんでは……と余計な心配をしてしまう位おっぱいが大きい。そんなことはいいか。彼女は言葉使いは丁寧だが、態度は敵対気味だ。

前回より5割ほど増量の部屋の原因聴取をすると、即座に「何も変わったことはありません」ときっぱり言い放つ。「なんなのよ…。あんたに何の関係があるの?」とでもいいたそうである。このような管理人がいる寮というのは、マンションよりもメンドウで、インターフォンでどこかの部屋の人に入り口をあけてもらうこともできない。

管理人が買い物にでも出てたらもうアウト。学生女子寮なんかだと、男の検針員は中に入れないらしい。少し離れたオートロックのマンションの方は、暗証番号を教えてもらってないので、4階に住んでいる大家のインターフォンを鳴らすのだが、ここの大家は居ても出ない。仕方ないから101号室から順番にインターフォンを押す。

ここはカメラが設置されているので、ちょっと緊張する。それで結局誰もでてくれなかった。こういうことは時々ある。で、どうするかと云うと、1=ハンディ(小型コンピューター)を見て居住者に電話をかけて入り口を開けてもらう。2=ひたすら誰かが出入りするのを待つ。3=塀を乗り越えて入る。

今日は、30分後くらいにまた来て、たまたま外出する住人に中に入れてもらった。3番はしたことありませんので、誤解のなきよう。仮にやっててもここには書けないけど。その後、市民センターで毎日新聞を読みつつ昼食を取り、街道沿いの冊を検針。大過なく終了。昨日の分の再調査を済ませ、4時頃帰社。