水道検針日記(199Z年7月21日)~豪雨~検針日記はこれで終了

今朝、9時ちょっと前に電話が鳴った。こんな時間にかかってくるのは、多分仕事関係だろうと思ったら、やっぱり会社からだった。検針員の一人が熱で休んだから、その分の応援をやってほしいというものだった。

僕は、そのときまだ半分以上頭は眠っていたのだが、今後、僕も休むことがあるだろうから、ここで応援をやって「貸し」を作っておいた方がいいだろうと政治的判断をして受けることにした。今日の定期の件数は240件ぐらい。それに100件足すと、340件で、面倒だけどできない数では全然ない。

ところで今日は当地はすごく暑かったね。最高気温が33℃までいったらしい。曇りがちだったから直射日光を浴びずに済んだのが救いか。B町2丁目辺りでは、70過ぎぐらいのじいさんから、缶入りカルピスをもらって、「今日は暑いけどがんばれよ。体に気をつけろよ」と励まされた。どうも。

彼が言うには、水道管の取り替え工事をするに当たって水道局から「非常に丁寧な告知の電話」をもらったらしい。これは東芝問題の影響だろうか。

今日は応援が入ったので、合計3冊ノルマがある。1冊目は12時で終了して、2冊目は2時半。それから応援の現場へ。そこはK町の、僕が明日検針する現場の隣の区画だった。隣の区画だから、雰囲気は変わらないし、検針自体には慣れてるからある程度、カンが働くものの、それでもメーターの位置などのクセが一件一件違うから、場所を探すだけで手間がかかる。

ここら辺は、安いアパートがチラホラあって、イメージとしては下町の風情がある。一歩間違えば東南アジアのスラムに見えないこともないけど。

検針を進めていて、全100件中の40件目辺りになる頃に、暗雲が立ち込めてきて、不穏に雷がゴロゴロと鳴り始めた。雲の黒さと腹に響く雷の音からすると、間もなくかなりの強さの雨が降るのが予想された。早めに終わらせようと焦って動くものの、しかしメーターがなかなか見つからない。

3時半頃には、日没前かと思わせるほどの薄暗さだった。それで80件目辺りまで来た頃についに来た。あっという間にシャワーを全開に開いたかのような凄まじい雨が40分ぐらい降り続いた。雷がドカンドカンと落ちまくって、雨宿で座っていたアパートの階段でも揺れがはっきりわかった。

会社に戻って同僚に聞いたところでは、検針棒を地面に振れていたら、ビリビリッと電気が来たそうだ。恐ろしい。

雨はなかなか止まないが、カッパを持ってこなかったし、あまりにすごい雨だったので検針できる状況ではなかった。(後から聞いたところでは、ロックンローラーのジョニーはあの雨の中で検針してたらしい。)それからようやく雨が小ぶりになったところで残りを済ませて、帰社。一旦、雨脚が弱まったので、これで夕立も終わったと思ったら大間違いで、それからもまた降り始め、帰り道でびしょ濡れ、パンツまで濡れた。

あ-、応援なんかやらなきゃこんなことにならなかったのになぁ。これからは朝方の電話には注意しよう。

 

★水道検針日記はこれで終了です。