水道検針日記(199Y年1月14日)~大きな門と納屋、井戸がある屋敷

今日の現場はK町とB町。B町は6丁目で、駅からはちょっと離れている。そのせいか、ここら辺りには、昔の地主さん一族が大きな敷地ででんと屋敷を構えているところがある。大きな門があり、納屋、使われていない井戸、直径1m以上はある木々。

僕の検針担当ブロックには同族の同じ名字の家が7,8件ある。その一軒の比較的狭い土地しかもらえなかったらしいじいさんと少しだけ世間話をした。それによると、戦前なんかの昔にはこのあたりでも年に5,6回雪が降ったという。

それで多ければ40~50cmくらいは積もったらしい。年寄りに昔の話をきくと急にイキイキして話し出すことがある。そのじいさんに「井戸の水はあったかいぞ」と言われたので、盥にいれてあるその水に手を浸してみると、生暖かかった。水道水は手がちぎれるようなのに。でも、その水は飲めるのかな。

その後、K町。商店街のあたり。全180件を2時間弱で終了。

ところで、木曜から雪が降るというではないか。実は今これを書いているのはその15日木曜なのだが、すでに20cmは積もっている。この雪はいるまで降るのか。夜中に止めば、明日の検針はなんとかなるだろう。

しかし朝まで降るとなると、マンションなどを除いて、ほとんど検針不能になるんじゃないか。まださ、300件くらいならいいんだけど、明日は460。まいったなあ。