水道検針日記(199Y年8月17日)~シェアハウス

今日は検針は休み。しかし、ミーティングがあった。ミーティングというのは、2,3ヵ月に一度社員が検針員に対して業務上の注意事項を伝えるのと、社員・検針員双方の意見交換の場だ。

本当は休みの日に出勤なんかしたくなくて、昨日も皆で「明日は風邪ひこうかな~」などと言い合っていたのだが、なんやかや言いながらズル休みをする人はあまりなかったようだ。

まあ、最近は大きなミスもなかったので雰囲気は穏やかなもで、「他の営業所で不法侵入だとか何とか問題に発展したので、家の敷地に入る時はちゃんと声をかける」とか「漏水を発見したときは、お客さんの電話番号をメモすること」など細かな注意事項が主だった。

見ていると、社員全員が何らかの注意事項を検針員に対していうことがノルマになっているみたいで、無口な社員さんがうつむき加減で緊張しながら大したことのない意見を言う姿は心暖まるものがあった。

最後は、検針員からの意見、質問で「マンションのオートロックの暗証番号が会社にあるメモ帳に記載してあるのに、ハンディにないのはなぜなのか」とか(暗証番号は社員が主に管理しているという建前の問題らしい)「メーターの数字のデザインが皆似ていて(例えば5と6、6と8、8と9)間違えやすい」(これは全面的にメーターを改良するとのこと)などの意見・質問があった。

全部で40分くらいで終わって、他の人は再調に出たみたいだが、僕は面倒なので明日やることにして、駅前の蕎麦屋で蕎麦を食ってさっさと帰った。

ところで、昨日も再調の関係で友人が住むシェアハウスに寄った。そしたら風呂に入りに近所に住むSさんが来ていて、中では友人Pが寝ていた。昨日はちゃんとパンツとTシャツを着ていた。

再調を終えてシェアハウスに戻ると、Pがシーツをかけて何かモゾモゾやっていた。その後、三人でトークしていてSさんは一年以上働いてないので、僕が「(ぺぺとSさんは)ぶらぶらできていいなー」とこぼしたところ、ぺぺが「何言ってんだ。(友人達の間で)一番長く一つのとこで働いているのは俺だぞ。俺は保守なんだ」と、週二回飲食関係でバイトと週一回障害者介助をしているだけのくせに、だから何なんだと言いたくなる反論めいたことを言っていた。そういえば、Pはもう7,8年は同じとこで働いている。あんなとこ潰れちゃえばいいのに。