水道検針日記(199Y年9月7日)~工事現場の水道料金の負担について

今日は久しぶりの雨だった。8月にはあまりカッパを着た記憶がないので一ヶ月ぶりかもしれない。雨の中、検針をするのはキツい。

でも今日は久しぶりだから新鮮でいいかもしれないなどとノンキなことを思ったが、カッパを着て動くと中が蒸れて不快指数が高まり、一冊目、B町のうなぎやでメーターの上に一本脚のテーブルと(脚の地面に接した部分の上に薄汚い盆栽あり)その上にタヌキの置物があって、それをガタガタどかしていたら「ばかやろう、こんなもん置くんじゃねえ」と怒鳴りたくなった。

少し後で安アパートの廊下にメーターが並んでいて、その上に洗濯機が水を入れたまま置いてあり、脱水の仕方がよくわからないので重いのを引っ張ってずらした時もよっぽどドアを叩いて説教してやろうかと思った。まぁ、こんなことぐらいで一々怒っていたらいけないよなぁ。午後は雨が小降りになったのでカッパを脱いで回った。

会社に戻ってから、建設中の住宅で、水道が「施保中止」にしたまま使われていたので、よく建設現場にある施工主や建築主の名前が書いてある看板からメモしてきた電話番号を見て、某大手住宅メーターに電話した。工事に使う水道料金を誰が負担するのか確認するためだ。

その某大手メーカーでは実際に工事をしているという**地区にある下請け業者に電話してくれと言うので、そこに電話したら「あのー、本当にそこの工事をうちで請け負っているんでしょうか?」といぶかしげに訊かれた。

それで僕は「◎◎住宅さんに訊きましたらそちらで水道料金を負担なさると聞いたものですから」と答えたら、即座に「あ、じゃあ、ウチで払います」と言われた。それから請求書を送る住所を聞いたんだけど、後からこれは、本当はその下請け業者は何もからんでないのだが、勘違いでも何でも親会社に「払っといてよ」と言われたら断るわけにはいかないから仕方なく払うことにしたんじゃないか、と思った。

ところで、最近、パソコンメーカーのマッキントッシュが新機種 iMac の宣伝をしきりにやっている。それが数人の検針員の間で話題になって、皆欲しいと言っていた。何と言ってもあの小ささがいい。僕も、もし今何かパソコンを買おうとしていたら間違いなく iMac を買うところだ。いいなあ、カッコいいしなあ。